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コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 第24話 君はまだ歌えるか レビュー

画像

 

ビルに張ってあるポスター

 

蘇る大怪獣

 

「爾朗!?」

 

「沖縄の事件から2年もすると人々は超人を懐かしむようになっていました 不思議なことに みんな 遠い過去の出来事のように思っていました あるいは最初から テレビや漫画の中にしかいなかったような」

 

神化53年 4月 新宿

 

タイトル

コンクリート・レボルティオ 超人幻想 THE LAST SONG

 

神化51年 2月 沖縄

 

「人吉爾朗 やっぱりあんたはただの屑だった」

 

「大鉄君…」

 

「丸の内で一瞬 思ったんだ 今なら あんたと正義の味方になってもいい…」

 

「俺は怪獣だ」

 

「天弓ナイトのおじさんを殺したのか!」

 

「ああ 俺が殺した」

 

「俺は… 怪獣だ!」

 

「負けるってことは僕が正義じゃなくなるってことだ」

 

「大人になってわかったろ?正義ってやつは ひとつじゃない 白い正義もあれば灰色の正義もある」

 

「忘れたのか お前は人間に愛されることで力を得ることができる」

 

Aパート終

 

「人吉は その世界との接点この世界の揺らぎ 彼の力が目覚めればその世界への扉が開くはず」

 

「一体 どんな世界があるっていんだ…」

 

「わからない… けど エネルギーの為に超人と人類が争う愚かな世界じゃない」

 

現れる里見と豹馬

 

「自らが巨大な悪の象徴となり超人たちを結集させそして倒される…それが望みだったのだろう」

 

「最悪の怪獣を倒した正義の魔女として 星野は 超人たちは人々の信頼を取り戻す そして またこの世界でやっていける」

 

「初めて君に会った時 俺は 超人を誰が護るのかと言った 君は純粋で そして強かった 俺は君が 正しい超人になってくれると思っていた だけど君は変わってしまった俺のせいで 自分の中の悪を目覚めさせ 正義のためじゃなく自分のために戦うように」

 

「だったら私は いつまでもただの無邪気な子供で爾朗さんに会った時のまま 何も知らない子ならよかったんですか!?」

 

「フッ…」

 

微笑むジャガー

 

「私は爾朗さんが超人だってずっと思ってました」

 

「俺にその資格はないんだ」

 

「-そう? 怪獣だから?天弓ナイトを殺したから?私がいるのにその子に惹かれたから?」

 

「約束ひとつ守れないそんな正義の味方がいるか?」

 

「しょうがないじゃない心なんて怪獣みたいなものよ 正しいことを願っても どうにもならないことはいくらでもある バカね」

 

「長い芝居だったよ 人々と超人が対立し やがて超人が自ら消えるようずっと台本を書き続けてきた」 

 

「バケモノがいなくなっった世界で超人を求める人類などいない」

 

「私はただ超人がいる世界がどうにも不自然に思えて仕方がないんだよ この世界は超人を夢見る子供から…大人にならなければいけないのではないか?」

 

「爾朗!正義の味方になりたかったのはお前だけじゃないんだぜ だから今の僕は人吉爾朗の味方なんだ」

 

「正義の味方…」

 

「ハハハハハハ」

 

「笑うな」

 

「笑うさ お前たちは現実を知らない子供だ 超人などいてもいなくても世界は何も変わらない」

 

「たったひとつの正しいことを求めても自分の心すら ままならない…それでも探し続けることに意味はある」

 

「ない 無駄な努力だ」

 

「その莫大なエネルギーが私の中にある 私はそれを自分の為に使った 老化を止め 肉体能力を究極まで高める」

 

「やがて人々は 超人など 石油や石炭の代わりとしか思わなくなる!」

 

「そんな事ありません!倫子さんが作ってました!鉄板から逃げ出すたい焼きの歌です!あれが倫子さんの戦い方なんだと思いました!」

 

「歌 だと?」

 

「たかが歌が…なんだと言うんだ!」

 

「たかが映画で人々を操ったのはあんただろう!」

 

「その程度の力しかない…」

 

「たかが歌 たかが映画 たかが漫画…たかが超人 か…」

超好きな台詞。

 

「その通りだ 現実にはなんの力もない!」

 

「やっとわかった…あんたのような奴に会うのはこれが初めてじゃないたぶん最後でもない」

 

「違う 嗤う奴さ」

 

「わらう?」

 

「正義なんていくらでもあると嗤う 超人なんて子供の夢だと嗤う 現実を変える事なんてできないと嗤う 今 わかった」

 

「超人には必ず対になる悪がいる 俺はあんたという悪を倒す超人だ!」

 

神化53年 4月 新宿

 

タイトル

「君はまだ歌えるか」

町並みに怪獣の影

ED

 

いやー普通に感動してしまった。最終回を改めて見るのは久々なんだけど、この最終回にコンクリート・レボルティオの全てが詰まっていると思った。