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コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 第10話 運命の幻影 レビュー

神化43年4月北関東

「まず人質を解放しなさい そうすれば 危害は加えない」

放たれる弾丸、警察車両の窓ガラスを貫く。

「聞こえる こいつは本気で殺す!」

「俺には見えるんだ…体にダイナマイトを!」

「そりゃわかるでしょう 透視能力と相手の心が読める超人のコンビなんだから」

説明台詞親切。

「なんで その力を 詐欺なんかに使ったんだ」

「力があったから でしょ」

立て籠もり犯に捕まった超人たちに対して、超人課は超人を保護するのが目的の為、それを遂行しようとするのだが……。立て籠もり犯にも言い分があり……。その超人は力を詐欺に使ったと言う。

「こいつらは わしの店も財産も何もだまし取った!」

「あのお爺さん 怪我させたくないな」

立て籠もり犯のお爺さんに同情する爾朗。

それに対して兵馬。

「ガキが」

回想

エクウスが出来上がって爾朗が初めて乗り込んだと思われるシーン。

「ちょっと子供っぽくない」

「男っていくつになっても」

「オモチャが好きなのよ大人ぶってる男に限って」

兵馬に対してというか、男に対して呆れてる笑美。

「ありがとうございます兵馬先輩!」

いきなり現れる巨大戦艦。

兵馬が言うにはそれはIQ、”インフェルナル・クイーン”だという。

「それって最近 世界中で暗殺事件を起こしている…」

「政治家だろうとゲリラだろうと区別はない 彼らは自分たちが悪と思うものを全て処分すると…」

IQ警察を攻撃。

「あんたらが凶悪犯を野放しにしてるから 私達が代わりに汚れ仕事を引き受けてんだろ!」

「主張は関係ない 人質をととり立てこもった時点であなたは…悪だ!」

IQ立て籠もり犯の頭部をレーザー?で撃ち抜く。

動く人質。

「誰が動いていいっつった?」

IQ立て籠もり犯の家ごと爆破。

場面は変わって成層圏の上?IQ戦艦。

「IQ号乗組員の諸君…今回も任務完了です、ご苦労さまでした」

声が里見。里見もIQに関わっている?色んな国の原語喋る。字幕付き。

「日本は後回しにするって話じゃなかった?」

「自由な歴史を作ろうとしている我々の前に新たな敵が立ちはだかった、その名は超人課」

場面は変わって超人課。出勤する兵馬。

IQの一員として疑われる兵馬。身体を獣にして爾朗?の攻撃を逃れる。

国家公共保安部 内閣府所管の対超人部隊 部隊長の赤光が爾朗に化けていた。

風郎太「ああ タルタロス蟲人に 歯が立たなかった」

「現在 各国の超人機関と接しIQを調査している 警察が手を焼く凶悪犯 国家元首軍閥などの超法規的存在など 一度悪と認定したら裁判もなしに処刑する 正義を騙る犯罪者集団だ」

アメリカの議員も暗殺されたわね」

「IQはメテオ・パーティクル・コンタクトという技術を強化し世界の裏側とも瞬時に連絡を取ることで 正体を隠している」

「それってUSネイビーの技術でしょう?ああ 議員さんはその流出を阻止しようとしたのね」

「IQは それを科学技術の隠蔽と考え 悪とした」

「アースちゃんみたい…」

「その軍隊版だな」

赤光、兵馬が自身をIQの構成員だと認めて、

「しかし暗殺に加担していたならその過去は消せない」

「そうだな その通りだ」

兵馬消える。

「メテオテール」

消えた先に輝子。

Aパート終了

Bパート

輝子の家。捕まっている過去のジャガー

「タイムパトロールとして働くうち 歴史を書き換えたほうが 未来をより良くできるんじゃないかと パトロールから脱走しIQを組織した」

「僕のいた時代に超人はいない 超人という可能性が摘み取られた世界だ 僕はその未来を変えようとした だがそんな僕の前に タイムパトロールの僕自身が現れた…もし彼を殺せば僕自身も消滅してしまう 父殺しのパラドックスだ」

「だから僕はもう一度過去にさかのぼり やり方を変えることにした 超人を保護し 管理する」

「時間は決してゼロに戻りはしない」

「僕たちは上から紙をのせ描き直すが 紙の下に元の時間も残る…」

捕まっている過去のジャガー

IQにいる自分を殺すつもりだなっ!」

「でも そうしたら今のジャガーさんは どうなるんですか?」

「未来人が太古に遡って 人類に進化する猿を殺してしまったとする…そうすると全ての人類は消滅するか?」

「え?でも未来人はその猿から進化して だから人類が生まれてええと?」

「答えはノーだ」

「解答不能な矛盾を抱えた時時間は それを放置する だが 僕程度の存在じゃダメだ」

現れるIQ

「お前たちが不良超人たちの犯罪を隠蔽してることは明白だ また戦時中 生田研究所で多数の超人実験を行い」

「まあ 嘘じゃないですよね」

「困ったことにね」

「戦後はアメリカに協力 国家的犯罪を犯し続けている 故に我々は お前たちに 正義の鉄槌を下すものとする」

バルーンにぶら下がり現れる赤光たち。

「超人課が犯罪超人の温床であるというのは同感だが お前たちの始末が先だ!」

エクウスIQ号ににぶら下がる。サポートする妖怪。

ジャガーさん、本当にジャガーさんなんですか?あなたがIQだったとしても不思議とは思わない。悪は許せない 超人でも 人間でも…だけど…だからって全部 消し去れば それで この世の中きれいになるんですか!」

「子供だな…その機体を見ればわかる戦いに手足や頭が必要か?無駄な燃料を消費しバランスも悪い兵器とは 遠く安全な所から確実に相手を破壊すればいい!」

「あんな姿に憧れるうちはただの子供だ 僕を理解できない」

「たとえ子供じみていても俺は!」

妖怪の力を借りてジャンプし、IQ号の窓ガラスを拳で破るエクウス。

IQのジャガーを殺す現代ジャガー

「僕達は もう少しで 歴史を変えることができ たんだ」

「その為に選んだ方法が悪人の抹殺だ クールな感情など挟まない大人のやり方…だけど本当にそうかな」

「悪を倒せば世界は変わるなんて…顔が赤くなるくらいの子供の発想じゃなかっただろうか?」

「そんな恥ずかしい過去を…消し去りたかったか」

「大人ってそういうものだろう」

過去の自分を殺したのに消えないことに驚く現代ジャガー

落下するIQ号、海に落下。

埠頭にたどり着くジャガー

迎える輝子。

「タイムパトロールの時計を人吉博士に見せました 博士は信じてくれました これが未来から来たものだって そして…すぐには無理だけど いつか時間移動の原理が解明できるだろうって」

「僕の時計で時間移動の研究が始まる…だが その時計は時間移動の研究によって生み出されたもので…」

「はい 矛盾です 卵が先か ニワトリが先か ジャガーさんは解答不能な矛盾になったんです」

「時間にとって 僕は 存在しなければならなくなった」

「だけど こんなことしなくてもジャガーさん 消えなかったんじゃないかと思うんです」

「ん?」

「言ってたでしょ 歴史は消えない ただ上から書き足されていくだけだって だから」

「過去も…なかったことにはできない」

「え……?」

「フッ… こっちの話さ…」

ED

いやー面白えなこの話。大人と子供。未来と過去。それらを対立軸にして描く一本の話。最早大事な事は本編で語られているのであまり書くことないけど、凄い面白かったとだけは言っておく。